防火ポスターの募集要項をチェックする
防火ポスターを書くときは、まず募集要項をチェックしましょう。
募集要項には、防火ポスターに必要なテーマや紙の大きさや種類などが全て記載されているため、これに応じて書きましょう。
何を書くか決定する
画用紙にやみくもに書いても、いい防火ポスターはできません。
とにかく書いているうちになんとかなるだろうと考えるかもしれませんが、それほど簡単ではありません。
まず、防火ポスターに何を描くかを決定しましょう。
防火がテーマであるため、防火についてイメージできるものを書きます。
ノートに思いつくまま箇条書きで書いてみましょう。
火事、ライター、マッチなど、さまざまあるでしょう。
防火ポスターには、人やもの以外に文字も入れる必要があります。
このときには、過去の防火ポスターを見てみるのがおすすめです。
例えば、過去の防火ポスターとしては、平成30年度富山県小中学生防火ポスターコンクールのものなどがあります。
しかし、そのまま使用すれば盗作になるため、基本的に参考にするくらいにしましょう。
過去の防火ポスターは、次のステップのラフを書くときにも非常に参考になります。
また、標語が防火ポスターには必要になります。
標語が指定されているときはそれを使用しますが、もし指定されていないときは自分で考える必要があります。
このときも、標語として思いつくような火事、防火などのキーワードになる言葉を書いていきます。
なお、防火ポスターの標語を作るためのキーワードの例については、ネットなどで紹介されているため参考にしてください。
防火ポスターの標語を作るときは、リズムよく、注意を呼びかける言葉を並べるのがおすすめです。
七五調が、この代表的な例として挙げられます。
例えば、防火ポスターの標語としては次のようなものなどがあります。
「見たつもり つもりがつもって 火災よぶ」
ちょっと字余りですが、内容とリズムはよくできているのではないでしょうか。
このように、防火ポスターの標語は、七五調にそれらしい言葉をはめ込むとできます。
ことば遊びであると考えて、防火ポスターの標語を作ってみましょう。
防火標語の作り方
防火ポスターのラフを書く
このように、防火ポスターのモチーフと標語が決まれば、次にラフを書きます。
ラフというのは、ラフ画あるいはラフスケッチともいわれていますが、ラフという言葉は耳にしたことがあるでしょう。
ラフは、例えば、必ずアニメやマンガでも書かれる手書きの本番前の下書きです。
ラフを書くときは、方法や順番はないため自由ですが、ここではおおまかなラフの流れについてご紹介します。
結構慣れているような人でも、何枚かラフは書いています。
街中で目にするようなポスターは、完成するまでにラフが何枚かあります。
このラフが、防火ポスターが完成したときの予想図になります。
当然ですが、下書きは本番でも行いますが、このときは技術的なニュアンスになるため、このラフがイメージの完成であると考えておきましょう。
防火ポスターを実際に書く
次に、防火ポスターを実際に書きますが、緊張しないで書きましょう。
それまでラフで練習したり、考えたりしたことを全て発揮しましょう。
防火ポスターを実際に書くということでも、色をいきなり塗るということではありません。
下書きが当然ありますが、下書きは最も簡単な鉛筆で行いましょう。
ここでは、ラフで書いた構図を書くおおまかに流れについてご紹介します。
・モチーフや文字を鉛筆で丁寧にゆっくりと書く
このときは、消しゴムを可能な限り使用しないようにすることがポイントです。
何回も書いたり消したりしていると、画用紙がどうしても汚くなってしまいます。
- 鉛筆で下書きを書いた後に、丁寧に太いマジックでこれをなぞる
- 色を塗る
色を塗ってしまえば修正ができないため、このときはラフを何枚か一旦コピーして、コピーしたラフに色を塗りましょう。
このときの配色については過去の防火ポスターが参考になりますが、例えば、入賞するようなものはいずれも黒色の背景にして黄色の文字にしています。
話としては少し難しくなりますが、この黒色の背景に黄色の文字の組み合わせは、人の目を引きつける「誘目性」という機能があります。
そのため、商品のパッケージや看板などによく使用されています。
防火ポスターの配色としては、火災の警告や危険性をアピールする目的であるため、最もこの配色がいいものになります。
画材としてはポスターカラーあるいは水彩でしょうが、これはポスターのモチーフや内容によって違います。
そのため、どちらがいいとはいえませんが、ポスターカラーの表現はデザイン的で、水彩の表現は風景画のようなものであるため、両方とも考えてみましょう。